年長児母 Fさん

娘は年中から平塚幼稚園に入園しました。成長がゆっくりな娘は、朝、スムーズに教室に入るのも一苦労です。それを大人が手伝って、上履きを履かせ、手をつないで入ればものの数分もかからない簡単なことかもしれません。

しかし私が毎朝見る光景は、正門で会ったお友達が、しっかり手を繋いで連れて行ってくれる姿、上履きを履くように声かけをしてくれる姿、娘のできないことを一生懸命手伝ってくれる姿。めんどくさそうでも、仕方なくでもなく、みんな笑顔で、キラキラしてて、とても楽しそう!!

娘の周りにはたくさんの仲間たちが集まり、娘の今の姿をごく自然に受け入れてくれています。会話がまだ拙い娘の代わりに「今日はこんなことしたんだよ!」「明日は〇〇を持ってきてね!」と一日の出来事を教えてくれるのも子どもたちです。もちろん子ども達だけで難しい部分は、先生がしっかりサポートして繋げてくれます。周りのお母さんも自分のことのように考えてくれ、子育ての事について話す時間と環境が、この幼稚園にはたくさんあると思います。

入園当初は娘の事ばかり考えていて余裕のない時もありましたが、今は周りの子供たちの成長も楽しみになっている自分がいます。子ども同士の世界でも、大人の社会でも、自分と違うからと分けることなく、理解しあって同じ場所で育ち合っていく環境を作り上げていくことが大切だと感じますが、自分とは違うけど仲良くしたい!とそれを自然にやってのけるのが、平塚幼稚園の子どもたちなのです。